失敗ばかりの私の投資の歴史とこれから取り組む投資のルール

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@mihagiyaは、株式投資に興味を持ち、証券会社に口座を作ったのはもうすぐ30歳になろうという時期だったと記憶しています。
失敗から学ぶ、ということは成功するための近道でもあります。
ということで、興味はないでしょうが、私自身の失敗の歴史からご紹介したいと思います。
とはいえ、明確に覚えていませんし、当時の記録もほぼありませんが、記憶をたどりながら振り返ってみたいと思います。

最後に、金融機関勤務の兄のアドバイスも参考に、負けない投資をご紹介したいと思います。

目次

30歳(1995年)前後のころ

当時は、インターネットの時代でもなかったので、ネット証券もなく、当時の職場(大手町)の近くにあった大和証券で口座を作りました。
口座は作ったものの、まとまった資金もなく、単位株も1,000株だったと思うので、200円の株式でも20万円が必要で、ほとんど株式を購入したという記憶はありません。

若いので、なんとなく、株をやれば儲けられるだろう、という漠然とした自信というか先入観があったように思います。

当時開設した大和証券の口座はまだ持っているので、取引履歴が知られれば、調べてみたいものです(笑)

35歳(2000年)前後のころ

インターネット環境もソフトバンクのADSL等の普及がはじまり、金融改革も行われ、ネット証券がいくつもできました。
また、そんなネット証券を利用した、「デイトレード」が話題になり、書店には、「デイトレードで●億円儲けました」のような書籍が棚を埋めていたように思います。

相変わらずお金はないものの、“儲けられる” と聞いて、やらない手はない、と思ってデイトレードにも参戦しました。

デイトレードの怖いところは、僕のような仕事をしながらの片手間デイトレーダーでも、タイミングが合うときがたまにあると、そこそこ利益を得ることができるので、「もっとちゃんとやれば億万長者だ」と思ってしまう、麻薬のようなものだったということでしょうか。

でも、残念ながら、そんなまぐれ当たりは継続するはずもなく、結果的には準備した資金はなくなり、見事に撤退を余儀なくされました。

その後は、自分には才能がない、ということを思い知り、「簡単にあぶく銭が手に入るわけはない。真面目に仕事をしてコツコツ貯蓄しよう」と思って、投資からは離れました。

Wikipediaによれば、世の中的にもデイトレードのような『日計り商いは2005年をピークに減少傾向となり、次第にスイングトレードや短期投資などの「持ち越し取引」が増えるようになった』ようです。
僕のように退場した人が増えたのかも思いました。

40歳(2005年)前後ごろ

投資からは、しばらく離れていたところ、巷では外国為替証拠金取引、いわゆるFXが解禁となり、個人でも米ドルやイギリスポンド等の取引ができるようになりました。
しかも、レバレッジ(てこの原理)を効かせることができるので、比較的少額で取引ができるという環境が生まれました。

辞めていた投資への興味と、根拠のない自信が再び頭をもたげ、FX投資に参戦しました。

レバレッジのおかげで、30万円を用意すれば、レバレッジ3倍で100万円、当時でも確か10倍くらいのレバレッジが使える事業者がほとんどで、中には50倍、100倍というところもありました。
当初は、低レバレッジの3倍くらいで運用していたのですが、たまたま利益がでて、ついつい強気になり、気が付くと10倍を超えるレバレッジで運用するときもありました。

利益を得る年が何年かありました。そんな利益も20万円を超えると、雑所得として確定申告をする義務があるのですが、ついつい税金を取られたくない、という気持ちが芽生え、確定申告を行っていませんでした。
すると、2008年梅雨時に税務署から連絡があり税務調査を受けることになりました。こうなってしまうと、逃げても勝ち目はないので、素直に未申告だったことを認め、2006年分のFX利益約139万円の修正申告を行い税金を収めました。

個人の、比較的少額に対しても、きちんと税務調査されるんだと以降、心を入れ替えて儲けたときは申告しています。

そんな利益が出る年もあれば、損が出る年もありましたが、結果的には高レバレッジがあだとなり、見事にゼロサムゲームの敗者となりあえなく退場となりました(泣)

デイトレで才能がないことを認識しましたが、再び才能がないことを思い知らされ、またまた投資から少し距離を置きました。

50歳(2015年)から

人生も50歳となり、老後のことが少し心配になり、投資の本を手に取りました。
手に取ったのは、ものぐさ投資術 「定額積み立て分散投資」入門 PHPビジネス新書でした。

この本には、今までの私の投資経験では行ったことがない、定期的に、地域的に分散されたETF(上場されている投資信託)に投資してポートフォリオを組むという方法について書かれていました。

実は、私の愚兄は金融マンなので、この本に書いている投資を行うことについてアドバイスを求めたところ、こんなやり取りがありました。

みはぎや:
ところで、過去の少し投資に手を出したことがあるけど、まあうまくいかず今は一切止めています。し勉強しようかなと思い、この本を読んでみました。
以前からETFについては、少し知っていたけど、長期前提でこの本が推奨しているようにETFでポートフォリオ組むっていうのもありかなぁと思うけど、どうなのでしょう?

愚兄:
この朝倉さんは信用できると思うよ。また、その方法が一番良いと思います。さらに時間分散を使うともっと良いと思う。
一番信用できるし、僕が凄いと思っているのは、この「梅屋敷さん」という個人投資家です。

自分のポートフォリオと運用成績をすべて公開している、有名ブロガーです。かなり有名になって、本も出しておられます。

同氏のような健全個人投資家(一攫千金の投機家ではなく)に大人気なのが、三菱UFJ投信で出している、ETFのe-MAXISシリーズで、実は僕もプライベートの運用はこれが中心です。

朝倉さんの本は読んでないけど、おそらくこれらのETFから国内・海外・新興国の株と債券の6本、さらに、国内の不動産(REIT)の2本の計8本を組み合わせて、分散投資するのが、もっと安全確実に金持ちになれる秘訣です。

で、問題は、どの比率にするか、ということ。

かつ、値上がりして比率が崩れたら、その儲かっている分を売って、下がっている資産を買い増して、比率を維持するという「リバランス」、という作業が必要になります。

僕は、忙しくてそれはとてもやっていられないので、最初から8分散してあるこれを買っています。(リバランスもやってくれます)

さらに、投資結果は投資のタイミングにもよるので、「時間分散」併用がオススメ。

具体的には、どこかのネット証券会社に口座を開き、毎月、定額をe-Maxis8資産分散型 か 波乗り分散型(調子がよい資産の構成比率をちょっぴりアップ)あるいは、両方を、定時定額で買い付け続けることです。

これにより、たとえばリーマンショックのように、全資産が値下がりしたときは多くの口数が買え、バブル化した際はあまり買えないので、平均すると、簿価(持ち値)の低い投資ができることになります。

僕は、過去10年くらい(リーマンを含む時期)、毎月定額をこれに投資していますが、利回りは40%を超えています。

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もっとはやく教えてよ(笑)

まとめ

若い時は血気盛んに?、あるいは怖いもの知らずに、”儲かりそう”という漠然とした自身でいろいろな投資を行いましたが、大負けはしていないものの、失敗の連続でした。

多くのインデックス投資家さんのように、若いことから、長期・分散・積み立て投資の有効性に気が付いていればよかったのですが、今となっては後の祭りです(苦笑)

とはいえ、50歳代になってからは、長期・分散・積み立てを投資の考えの中心に据えて投資を再開し、今日に至っています。
ただ、50歳代になっているので、長期って?という部分もあるので、負けないことを肝に銘じて、いろいろチャレンジしています。
これは結果的に失敗なのかもしれませんし、懲りない性分なだけかもしれません。

まとめ

過去の失敗の反省を踏まえた今後取り組む投資スタンス

  • 基本は、長期・分散・積み立てを投資の基本スタンスとする
  • 50歳代になっているので、長期だけではちょっと不安な部分もあるので、無理のない範囲で
    失敗しないことを肝に銘じてチャレンジもする
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この記事を書いた人

還暦もすぐそこに迫り、そろそろサラリーマン人生もカウントダウン。
人生100年時代と言われていますが、2021年夏から88歳の義母との同居を開始したことで、より一層残りの人生を考えるようになりました。
これからの「生き方」について、自分の考えの整理と備忘もかねてこのブログを作っていきたいと思います。

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