私、みはぎやとしては、
・1銘柄を除き、インデックス投信なので、ロールオーバーでも構わない
・今後5年間の予想は難しいが、過去の平均上昇率以上の銘柄は売却して利益確定してもよいのではないか
という考え方の元、売却orロールオーバーを判断することにしました。
市場の見通しを予測するのは難しいので、過去実績を確認!
私、みはぎやは、NISA口座では、米国等の先進国、新興国、日本のインデックス投資信託の運用を基本としています。
将来の見通しは凡人のみはぎやにはわかりませんが、過去の状況はわかりますので、調べてみました。
米国市場の過去の推移は?
米国株式市場の代表的な指標である「S&P500指数」の推移を調べてみたいと思います。
「S&P500指数」とはなんでしょうか?
SMBC日興証券の「初めてでもわかりやすい用語集」をみると、
米国株式市場の動向を示す株価指数のひとつ。S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス・エル・エル・シーによって算出される、時価総額をベースにした指数です。工業株400種、運輸株20種、公共株40種、金融株40種の各指数で構成されていて、採用銘柄は約40業種に及んでいます。ニューヨーク市場の時価総額の約75%をカバーしていて、市場全体の動きを表す指標として機関投資家などに広く利用されています。
<SMBC日興証券 https://www.smbcnikko.co.jp/terms/eng/s/E0052.html>
と書かれています。
この「S&P500指数」の30年推移を調べてみました。
リーマンショック等の何回かの下落局面では下げていますが、長いスタンスでみれば上昇しているといえると思います。
また、その上昇率は、年率平均でみると9%程度となっています。
日本市場の過去の推移は?
日本市場はどうでしょうか?
日本市場の動きを示す指標としていくつかあると思いますが、TOPIX(東証株価指数)を見てみたいと思います。
「TOPIX(東証株価指数)」とはなんでしょうか?
同じくSMBC日興証券の「初めてでもわかりやすい用語集」をみると、
東証株価指数(とうしょうかぶかしすう)とは、東京証券取引所第一部上場全銘柄を対象として、算出・公表している株価指数のことです。TOPIX(トピックス。Tokyo Stock Price Indexの略)とも呼ばれます。日経平均株価と並ぶ、日本の代表的な株価指標です。東証1部上場の全銘柄(2020年1月21日現在、2,159社)を対象として、各銘柄の浮動株数に基づく時価総額を合計して計算しています。1968年1月4日を基準日として、当時の時価総額を100として指数を算出しています。
<SMBC日興証券 https://www.smbcnikko.co.jp/terms/eng/t/E0002.html>
「S&P500指数」と同様に「TOPIX」の推移を調べてみました。
いわゆるバブル期の1989年末に最高値を付けるまでは、概ね右肩上がりで推移しましたが、その後はいわゆる「失われた30年」と言われる期間が現在まで続いていて、「S&P500指数」のような概ね右肩上がりとは言えない推移となっています。
下の図の赤枠の範囲が、「S&P500指数」で引用した図と同じ年代で、違いが良くわかると思います。国内市場は、残念ながら上昇とは言いづらい感じかなぁと思います。
ただ、リーマンショックが終わった後の2010年以降は概ね上昇局面に来ているといえるかもしれません。
新興国市場の過去の推移は?
新興国には、BRICsと呼ばれるブラジル、ロシア、インド、中国をはじめ、様々な国が含まれるので、一概に考えることは難しいと思います。
ブラジル・ボベスパ指数の推移を調べてみると、直近15年ははっきりではないものの、概ね右肩上がり、と言えるように思います。
各市場の利回りはどのくらい?
モーニングスターの「過去30年で投資元本が2倍~4倍に、投信を使った長期・積立・分散投資のすすめ」の記事によれば過去30年間で調べた、米国市場の年率換算利回りは8.34%。
一方、日本市場の年率換算利回りは1.80%となっています。
また、ボペスパ指数を先に示した推移でざっくり計算すると6%前後になるのではないかと思います。
これらの数字は、過去の平均であり、どの期間を切り取るかによって当然違った利回りになるのですが、一つの基準としてとらえてよいのではないか、と思っています。
ということで、非常にざっくりですが、私みはぎやとしては、下表の表は方針で対応しようと考えています。
楽天証券の場合、対象商品の評価は損益率で表示されるので、利回りから計算した5年間の損益率で判断しました。
なお、債券については、もともと大きな伸びを期待するものではないものの、NISAの税金がかからない、という面を考えて売却し、もう少し上昇が期待できる株式のインデックス投資信託に変更しようと考えています。
まとめ
色々な皆さんのブログを読んでも、ロールオーバーの対処をどうするか、色々な意見があるようですが、恥ずかしながら、私は初めて真剣にNISAロールオーバー対応を考えました。
ロールオーバー分を売却する理由
- 米国、日本、新興国の過去の年率平均を超えていれば、NISAの税メリットを享受するために利益確定する
- 今後のNISA分は、株式インデックスを中心とする
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