かなりの円安で、大きくなった含み損のリスクを確認しました

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昨年2021年11月にトラリピを開始し、今のところ順調に毎週平均約1万円を利益確定していますが、3月中旬からの急激な円安で含み損がかなり大きくなってしまいました。

私は週足の”滞在率”を計算し、これを参考にトラリピ設定をしていますが、統計学で分布率が小さくなるいわゆる3σをロスカットレートとしてリスク管理をしています。

一応、リスク管理はできているつもりですが、トラリピ設定を取り消したポジションについては、十分に考慮していなかったので、今回、改めて口座全体のリスクを確認しておきたいと考えました。

その結果、約100万円の資金が不足しているものの、当面は証拠金維持率を注視し、300%を切るようなことになれば、追加資金を投入することとしました。

目次

2022年4月24日時点での含み損は?

急激な円安や、オージーキウイの上昇により、かなり含み損が大きくなりました。

下の図は4月24日現在のポジションサマリですが、当初の投資額500万円に実現利益を加えた約525万円の預託証拠金にたいして、含み損(評価損益)は約73万円となっています。

通貨ペア別にみると、カナダドル円が約32万円、キウイ米ドルが約17万円、オージーキウイが約15万円、ユーロ円が約6万円となっています。

これらの多くは、実は現在のトラリピ設定の評価損益というよりは、過去にトラリピを取り消した際に残しているポジションによるものが多いと考えています。

かなりの円安になっているのと、証拠金維持率が約550%、実質レバレッジも約4.5倍と、ちょっとリスクが高まっていると感じているので、ここで一度調べておきたいと思いました。

保有するポジションからリスクを考えてみる

いざ、保有しているポジションをすべて確認しながら口座全体のリスクを調べようとすると、意外に大変でした。
もっと簡単に計算できるかなぁと思っていたのですが・・・

トラリピ設定分については、見直すたびに統計学的な3σの値等をロスカットレートと設定して必要資金を算出し、投資金額に対して大きくならないように意識していました。
全体のリスク管理をするためには、このトラリピ分だけでなく、トラリピを取消して残っているポジションについてもロスカットレートを設定し、必要資金を算出し、トラリピ分の資金と合算する必要があります。

この合算した必要資金が、預託証拠金よりも小さければ、リスクはかなり低いと考えることができると思います。

トラリピ取消し分の必要資金を考えるために、取消し分のポジションを調べようと思い、マネースクエアのパソコン用のホームページにアクセスし、ポジションをすべてCSVファイルでダウンロードしました。

ですが、残念ながら、CSVファイルの各ポジションが取り消されたものなのか、現在トラリピ設定によるものなのかがわからないのです。

致し方ないので、CSVファイルの全データを、通貨ペア、売買別にソートし、スマホのトラリピ管理表のポジション一覧で、「通常注文」のポジションと見比べながらトラリピを取り消したポジションか否かをチェックしました。

アプリで「通常注文」か「トラリピ注文」なのかが判別できるのだから、CSVにその情報を追加するのは簡単だと思うのですが…

この点は、ぜひ、マネースクエア社さんに改善していただきたいですね。

トラリピ取消し分のポジションに必要な資金は?

トラリピ取消し分のポジションの概要は以下のようになっています。

この中で、ユーロポンドについては、トラリピが売りポジションで設定されていて、かつポジション数が大きいので、下表の買いポジションのための証拠金は不要ということになりますので、(カッコ)で表示しています。
これは、マネースクエア社の、ある通貨ペアの両建てのポジションについては、資金の大きい方だけが必要というルールがあるためです。

ロスカットレートや計算に用いたクロス円の値は、現状の円安を考慮して、4月25日時点での5%円安になった値を用いています。

これを見るとわかりますが、取消しポジションのために必要なロスカットレートまで変動してもロスカットにならないために必要な資金は、121万円が必要ということになります。

トラリピ設定のために必要な資金は?

2022年4月24日時点でのトラリピ設定と、ロスカットレートを設定して計算した必要な証拠金は以下のようになります。

オージーキウイの買い設定は、両建てになっていて、売り設定よりも通貨量が少ないので証拠金は不要になるため(カッコ)表記としています。

また、カナダドル円についても、トラリピを取り消した売りポジションの方が大きいので、買いについては証拠金が不要となるため、同様に(カッコ)表記としています。

これら、2つの(カッコ)表記を除いた運用金額実質合計497万円が、各通貨ペアで設定したロスカットレートになった場合に必要な証拠金ということになります。

まとめ 円安リスクの評価は?

上記で調べた取消しポジションとトラリピ設定に必要な証拠金

①トラリピを取り消したポジションに必要な証拠金の実質合計 121万円
②トラリピ設定に必要な証拠金の実質合計 497万円

を足した、618万円がトラリピの全ての設定が約定し、ポジションを持ち、その後ロスカットレートまで動いた場合に必要な証拠金ということになります。

現在の私の口座の預託証拠金約525万円では約100万円不足することになります。

ただ、現実的には、

①トラリピ設定が全て約定し、その後思惑が外れて、各通貨ペアが全てそれぞれのロスカットレート方向に動くということは考えづらいこと
②クロス円の売りポジションと買いポジションが含まれていて、同じ通貨ペアではないものの、現在の全ての通貨に対しての円が弱いこと

などから、100万円の不足が非常に致命的な状態ではない、と考えています。

しかしながら、油断はできないので、口座状況を頻繁に確認し、維持率が300%を切った場合は、100万円程度の資金を追加投入できるように準備しておきたいと考えています。

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この記事を書いた人

還暦もすぐそこに迫り、そろそろサラリーマン人生もカウントダウン。
人生100年時代と言われていますが、2021年夏から88歳の義母との同居を開始したことで、より一層残りの人生を考えるようになりました。
これからの「生き方」について、自分の考えの整理と備忘もかねてこのブログを作っていきたいと思います。

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