歳を重ねるということは? 4人の両親を見て思うこと!

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私の父は60歳、義父は80歳で亡くなりました。母たちは健在で、今は、母は85歳、義母は88歳です。

私の父は60歳で亡くなったことを考えると、もすぐ私もその年齢になります。
父よりは長生きしたいなぁと思っていますが、50歳になったころから高校同期など同級生の訃報もちらほら聞くようになったので、変な話ですが、その(いつ死んでもいいような)準備もしなければと思うようになりました。

一方、80歳まで生きた義父、健在の義母たちをみていると、今後の20数年になるであろう老後の生き方を考える必要があると思ったのが、このブログを書き始めた理由の1つでもあります。

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歳を取るときに避けて通れないこと、それは病気?!

60歳で亡くなった父の死因は、くも膜下出血でした。
実は47歳のときにもくも膜下出血のために倒れ、21日間意識がないまま生死をさまよい、その時は奇跡的に意識を戻して手術を受け、リハビリを行って3年目にして復職した過去があるので、2回目のくも膜下出血で天に召されたことになります。

義父は75歳くらいからだったでしょうか、認知の症状が出始め、その後娘たちのことも分からなくなり、最後は入浴中に大動脈破裂で亡くなりました。

母は現在85歳。この5年間に股関節への人工関節を入れる手術や、下肢閉寒性動脈硬化症で”パッチ形成術”を受けました。

義母は現在88歳。約半年前から我が家での同居をスタートしましたが、こちらに来てから病院に連れていくと、腎臓が悪く、また右目の視力を失っていることがわかりました。
また、認知症の症状が日に日に出てきています。

医学の発展とともに、寿命は延びているのですが、いかんせん必ずしも健康寿命が延びているという感じではなく、”不健康寿命”が延びているようにも感じています。

歳をとると病気は避けて通れないので、対抗策としては規則正しい生活を送り、定期的な検査を受け、完治しないまでも悪化のスピードを遅らせるための努力をする、ということを心掛けるしかないかなぁと思っています。

喜びを感じる生き方をするために

二人の母を比べると、今後の生き方の方向性を考えさせられます。

義母はずっと専業主婦でした。 一方、実の母は教師でした。
受けた教育が違うからなのか、その後の社会との関わり方が違うからなのか、高齢者になってからの過ごし方に大きな違いがあります。

母は70歳くらいからだったでしょうか、パソコン教室に通い始め、その成果としてEXCELで家計簿をつけ、ここ数年はネットからダウンロードした写真を使って自分が読んだ俳句を組み合わせたカレンダーをPowerPointで毎年作っています。
複数のUSBメモリーには、色々なデータを保存して、パソコン教室や自宅で使っているようです。
また、携帯は最初はらくらくホンでしたが、数年前からはスマホを使ってみたいというのでiphoneを渡し、僕たちや孫たちとはLNEでやり取りをし、僕たちや孫たちのInstagramやFacebookを見て、時々コメントを書き込んだりしています。

40歳くらいからは油絵、その後は銅版画を70歳くらいまでやっていましたが、その後は俳句を習い、自分で意識をしてボケないように努力をしています。

義母は、若いころは和裁を習っていて、自分が着る着物を反物から作ったりしていたようですが、視力が落ちたこともあり、妻と結婚した30年前からはそのような姿を見たことはありません。
趣味といえるようなものもなく、同居を始めて一緒に生活をしていると、この10年くらいは何を楽しみに生きていたんだろう、と思ったりします。
いわゆるガラケーのらくらくホンを15年くらい前から渡していますが、いまだに電話帳やリダイヤルの機能すら使うことができず、メモを見ながら一所懸命ダイヤルしている状態です。

比べることはいけないのかもしれませんが、意識の差は歴然としていて、それが今の生活に表れています。

自らの戒めとして

自分の母を褒めるのもどうかと思いますが、私から見ても母は凄い人だと思います。
自分がこうしたい、こうありたいと思うと、自分に厳しく、時にはやりすぎなのでは、と思うくらい取り組む姿はとても85歳とは思えません。

もちろん、悪いところもありますが、”極力自らの力で生きたい”、という強い思いとその思いを実現するために自分を律する行いは見習うべきところが多いです。

私の娘たちも、そんなおばあちゃんに出張や旅行の機会に会っていますが、やはり感心することが多いらしく、下の映像は次女がインスタのストーリーに投稿していたものです。

次女にとっても戒めになっているようですが、私にとっても戒めとし、これからの生き方の参考にしなければと思っています。

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この記事を書いた人

還暦もすぐそこに迫り、そろそろサラリーマン人生もカウントダウン。
人生100年時代と言われていますが、2021年夏から88歳の義母との同居を開始したことで、より一層残りの人生を考えるようになりました。
これからの「生き方」について、自分の考えの整理と備忘もかねてこのブログを作っていきたいと思います。

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